三菱製紙の転職難易度は52点で、パルプ・紙業界の中で第6位です。
この記事では、三菱製紙への転職を検討されている方のために、同社の平均年収、採用傾向、面接などの情報を参考に転職難易度を解説します。
また、三菱製紙への転職に強い転職エージェントや面接対策も紹介します。
※この記事は、IR情報、口コミサイト、三菱製紙への転職に強い転職エージェントへの取材を参考に、Verve Mediaが独自に算出した転職難易度を紹介しています。
三菱製紙の基本情報
転職したい会社の事業内容や組織などの基本情報を把握することは非常に重要なことです。
転職・求人の情報を探す前に、まずはコーポレートページ(企業サイト)などから会社概要、事業内容(サービス内容)、プレスリリース、IR情報などから本当に自分に合った会社なのか確認しましょう。
三菱製紙は、塗工紙(高級光沢紙)などの印刷用紙を中心に、情報用紙、ティッシュペーパー、製紙用パルプ、写真、フィルター、感光剤などを製造し、近年は、不織布・ガラス繊維ペーパー、リチウムイオン電池セパレーターなどに注力する三菱グループの総合製紙メーカーです。
それではIR情報をもとに三菱製紙の売上規模や平均年収を解説します。
三菱製紙の売上規模
2020年3月期の三菱製紙の売上高は1945億円で、パルプ・紙業界の中で第6位の売上高です。
企業名 | 売上高 |
王子ホールディングス | 1兆5076億円 |
日本製紙 | 1兆439億円 |
レンゴー | 6837億円 |
大王製紙 | 5464億円 |
北越コーポレーション | 2646億円 |
三菱製紙 | 1945億円 |
三菱製紙の平均年収
三菱製紙の平均年収は640万円です。(参考:有価証券報告書)
以下の表は、三菱製紙の過去3年間の平均年収です。
年度 | 平均年収 |
2019 | 640万円 |
2018 | 644万円 |
2017 | 650万円 |
国税庁が発表している民間給与実態統計調査の結果によると国民の平均年収は約441万円であることから三菱製紙の年収水準は高いと言えます。
上位30%に入る高水準
全国の上場企業約3800社を対象にした平均年収の調査において、三菱製紙の平均年収640万円は、上位30%に入る高水準です。
ちなみに全国3800社の上場企業の平均年収は600万円前後です。
三菱製紙の年齢別平均年収
年齢別で三菱製紙の平均年収を解説します。
以下の表は、三菱製紙の平均年収と国税庁の年齢階層別の平均給与からシミュレーションした結果です。
年齢 | 月額給与 | 年収 |
20〜24歳 | 25万円 | 400万円 |
25〜29歳 | 27万円 | 432万円 |
30〜34歳 | 30万円 | 480万円 |
35〜39歳 | 33万円 | 528万円 |
40〜44歳 | 36万円 | 576万円 |
45〜49歳 | 40万円 | 640万円 |
50〜54歳 | 46万円 | 736万円 |
55〜59歳 | 40万円 | 640万円 |
三菱製紙の役職別平均年収
役職別で三菱製紙の平均年収を確認したいと思います。
以下の表は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとにシミュレーションした結果です。
役職名 | 月額給与 | 年収 |
係長級 | 48万円 | 768万円 |
課長級 | 59万円 | 944万円 |
部長級 | 70万円 | 1120万円 |
三菱製紙の採用傾向
変革を怖れないチャレンジスピリッツ
三菱製紙は、様々な角度から新規事業開拓の取り組みを進めています。
例えば、商業印刷方式の変化に対応した産業用インクジェット用紙、成長分野であるバッテリーセパレータや水処理膜支持体、フィルターなどの不織布関連材料、感熱技術を応用したリライト製品、感圧技術を応用した蓄熱材料、機能性フィルムやドライフィルムレジスト等の電子材料、カーボンナノチューブ、医療分野における諸材料など、その領域は製紙会社ではなく化学会社に近いと言っても過言ではありません。
すでに市場で高い評価を得ているものから、ニッチなもの、今後の急成長が期待される新事業の芽まで、その取り組みは多岐にわたります。
こうした取り組みを更に加速していくため、チャレンジ精神に満ちた人材を求めています。
業務上必要な英語力があること
国内6事業所のほか、ドイツに情報用紙・インクジェット用紙等の生産拠点、中国(珠海)に各種フィルターの生産拠点、メキシコにインクジェット用紙の加工生産拠点を持つとともに、北米・欧州に販売拠点を持つなど、全世界に製品を販売しています。
国内配属であっても海外の取引企業と連携を取ることが多く、英語でのコミュニケーションが必要となります。
業務を遂行する上で、支障をきたさない程度の英語力は必須です。
三菱製紙の転職難易度
過去の採用傾向から三菱製紙への転職難易度を総合的に評価した結果、100点満点中52点で、「難易度:普通」です。
人気企業度 | パルプ・紙業界で売上高第6位の大手企業(三菱グループ) |
中途採用について | 勤続年数が長く、新卒採用文化が根強く、中途採用は少ない |
中途採用の倍率 | 中途採用枠が少ないので倍率は高い |
転職難易度 | 普通(業務に支障をきたさない程度の英語力は必須) |
今回、ご紹介している転職難易度は、あくまでも会社全体としての傾向です。
三菱製紙には様々な職種やポジションがあるので、どのような経験を持った人材を採用しているのかは、その時々で常に変化しています。
転職エージェントから三菱製紙に関する情報収集を欠かさず行うことが重要です。
三菱製紙は非公開求人が多い
三菱製紙は、中途採用の募集が非公開になっていることが多いです。
その理由は、三菱製紙のような人気企業の場合、転職エージェントと連携し、非公開に中途採用を進めることで、良い人材のみを獲得するような仕組みになっています。
中途採用の募集は、完全にブラックボックス化されているため転職難易度は高いです。
人気企業のため採用倍率も高い
三菱製紙は、三菱グループに所属する売上高が2000億円を超える日本を代表する総合製紙メーカーです。
平均年収は649万円で、トップクラスの高い年収水準です。
そのため三菱製紙に転職を希望する人が多いです。
また、採用倍率は当然ですが、非常に高いです。
選考を受ける場合は、事前に北三菱製紙の事業内容を理解し対策を考えましょう。
パルプ・紙業界の転職難易度ランキング
企業名 | 難易度 |
王子ホールディングス | 68/100(難易度:高い) |
日本製紙 | 65/100(難易度:高い) |
レンゴー | 64/100(難易度:やや高い) |
大王製紙 | 62/100(難易度:やや高い) |
北越コーポレーション | 57/100(難易度:普通) |
三菱製紙 | 52/100(難易度:普通) |
※このランキングは、IR情報、口コミサイト、パルプ・紙業界への転職に強い転職エージェントへの取材を参考に、Verve Mediaが独自に算出した転職難易度ランキングを紹介しています。
三菱製紙はパルプ・紙業界の人気企業
パルプ・紙業界で三菱製紙は、王子製紙、日本製紙、大王製紙に次いで入社が難しい会社です。
レンゴーや北越コーポレーションも製紙業界の人気企業です。
同業他社の平均年収
三菱製紙と同じパルプ・紙業界のライバル企業の平均年収を紹介します。
企業名 | 平均年収 |
王子製紙 | 834万円 |
日本製紙 | 649万円 |
レンゴー | 717万円 |
大王製紙 | 618万円 |
北越コーポレーション | 549万円 |
三菱製紙 | 640万円 |
このように三菱製紙は、同業他社に比べても高水準の年収であることがわかります。
第1位の王子製紙より200万円ほど少ないですが、第2位の日本製紙と同水準です。
業界4位の大王製紙や業界5位の北越コーポレーションよりも多い年収です。
三菱製紙の面接情報
面接・選考の流れ
- 書類選考(SPI/適正診断)
三菱製紙への転職は、まず書類選考が実施されます。
これまでの職歴や志望動機など、内容は基本通りのものです。
場合によってはSPIなどの適正診断が行われる可能性はあります。 - 面接(2〜4回)
書類選考に通過した場合、面接に進むことになります。
人事面接→現場社員面接→役員面接と、2〜4回の面接が行われます。
ポジションのレベルが高ければ面接の回数は多くなります。
ジュニアポジションの場合は、人事面接が最後のパターンもあります。 - 内定・入社
面接を通過すれば内定が出ます。
その後、年収などの条件交渉が行われ、お互い合意に至れば入社手続きに進みます。
三菱製紙の面接の口コミ
三菱製紙の選考や面接に関する口コミを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
総合職・営業
質問:三菱製紙の印象は?
回答:三菱製紙は、名前にこそ「紙」が入っていますが、手掛ける領域は化学分野が多く、今後大きく成長できる会社だと思います。
質問:なぜ三菱製紙の財務なのか?
回答:製紙業界に興味があり、どれと同時に日本を代表する企業体の「三菱」で働きたい。
総合職・財務
技術職
質問:今までで一番の失敗は?
回答:緊張のあまり「ありません」と答えてしました。
しっかり質問に対して回答すべきでした。
質問:技術者として最も大事なことは?
回答:最終的にその商品を使うユーザーのことを考えることです。
紙は身近なモノであるからこそ、より強くそのことに関して考えるべきだと思います。
技術職
三菱製紙の企業情報
三菱製紙の働く環境・福利厚生・社風・残業に関する情報を口コミサイト、三菱製紙への転職に強い転職エージェントへの取材を参考にまとめました。
働く環境 | ★★★★☆ | 上下関係がハッキリしてる |
福利厚生 | ★★★★☆ | 独身寮、住宅手当などが充実している(さすが三菱グループ) |
社風 | ★★★★☆ | 日本の古い大企業のような社風 |
残業 | ★★★★☆ | 残業は少い |
会社概要
会社名 | 三菱製紙株式会社 (英語表記:Mitsubishi Paper Mills Limited.) |
---|---|
代表取締役社 | 立藤 幸博 |
本社所在地 | 〒130-0026 東京都墨田区両国2丁目10番14号 |
創業 | 1898年(明治31年)4月1日 |
資本金 | 36,561,639,647円 |
連結従業員 | 3,676名 |
連結事業内容 | 紙・パルプ・写真感光材料の製造、加工および販売 |
海外拠点
三菱製紙は、ドイツ(2カ所)、中国とメキシコの合計4カ所に海外拠点を有しています。
今後は三菱グループのネットワークを生かしてさらに拡大する予定です。
福利厚生
三菱製紙は福利厚生が充実しています。
また、社員からの満足度も高いです。
特に満足度が高い福利厚生は、独身寮や世帯社宅、住宅手当などの住宅関連の制度です。
住宅購入の際に便利な住宅財形制度や、低金利で融資を受けられる制度もあります。
諸手当 | 時間外手当、住宅手当、家族手当、通勤交通費 |
---|---|
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(6月・12月) |
休日休暇 | 年間120日、完全週休2日制(土・日)、祝祭日、年次有給休暇、保存休暇、慶弔休暇、出産休暇、育児休暇 |
待遇・福利厚生・社内制度 |
各種社会保険、財形貯蓄、株式保有会、住宅融資、独身寮・社宅完備 ・年間休日120日以上 |
社風について
三菱製紙は、いわゆる日本の古い大企業のような社風です。
年功序列が根強く残っており、体育会気質のある会社ですが、長く働ける会社です。
また、有給休暇や産休・育児休暇は取りやすい環境です。
地方国立大やMARCH出身者が多い印象です。
残業について
三菱製紙は、残業が少ないことで有名です。
定時には多くの社員が帰宅します。
三菱製紙への転職に強い転職エージェント
三菱製紙への転職は「リクルートエージェント」
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